5.大須賀川流域の拠点=奈土貝塚
☆奈土貝塚
滑川から下総神崎を経て、奈土貝塚に向かいました。
奈土貝塚は、標高40mの台地に立地し、台地の南東側の裾は、利根川に注ぐ大須賀川が深く浸入しています。
1957年と1996年に調査が行われ、また1990年に成田市(旧大栄町)の史跡になっています。
着いたのは夕方でしたが、荒海貝塚にも劣らないダイナミックな土器の散布状況とその景観に息をのみまし
た。
車を降りて、県道沿いを歩くとすぐに、土器片がいっぱい!
奈土貝塚の景観
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説明板(画像をクリックすると読みやすくなります)
土器片や石器などが散在する耕作前の畑
少しだけ拾い集めた土器片を、型式別に分類してみました。
縄文中期の加曽利E式から、晩期の安行3b式まで、長い間営まれた集落跡のようです。滑車型耳飾りの断片も見つけました。
左から加曽利E式・堀之内式・加曽利B式
左から安行1式・安行3a式・安行3b式・耳飾り?