10月25日(この日が最終日)、東京成徳大学 八千代キャンパス研究棟1階「伝統文化資料室」で、10月1日から開催されていた「
栗谷遺跡展」を拝見してきました。
東京成徳大学日本伝統文化学科が主催し、八千代市教育委員会と八千代栗谷遺跡研究会が協力して、栗谷遺跡のある「ご当地」の大学キャンパス内で実現した貴重な展示会です。
午前中の授業が終わって、お昼休みから4時限までの時間、学生さんが当番で展示の案内を担当しています。
「八千代栗谷遺跡研究会」がお役にたっているのは、なによりも
「やちくりけんブログ」の土器の画像!
ポスターや展示に活用いただき、ブログ管理人冥利に尽きます。
☆主な展示資料(栗谷遺跡A80住居跡より出土)
・蓋形土器 ・小型甕(北関東式土器) ・弥生式土器(栗谷式土器)
・小型壷(南関東式土器) ・小刀(鉄製品) ・尖頭器(石槍先端)
・墨書土器2点(別の住居跡より出土)
「
遺跡の上に建つ大学として、歴史の重み・・・」
なるほど、各時代の遺跡と大学周辺の地理の関係はわかりやすい。(毎日通っていても意外に知らないという方向けの丁寧なパネルです)
展示は3年生が担当されたそうです。パネルや模型の製作もなかなか上手。特にA80住居跡に焦点を当てて、1軒のおうちの生活を彷彿させる内容になっていました。
大学内の短い期間の展示会でしたが、内容は充実していました。
次回は、ステーションギャラリーなど、 もっと市民が来られる所で展示して、たくさんの方々に見てもらえるといいですね。
By.蕨由美